エッチングのご紹介

エッチング加工は、写真現像技術を応用して化学的に金属を溶解する加工技術です。
バリや歪みがなく、様々な電子機器部品として使用されています。

主要取扱材質

鋼材、ステンレス、42アロイ、ニクロム、ニッケル、チタン、モリブデン 銀、アルミ、洋白、真鍮、銅、アモルファス、ガラス+Cr、 フィルム+Cr

エッチング可能最大材料寸法(板材):600×1200mm

なお、上記以外の材料(特殊合金)でエッチング加工をご希望の場合も、お気軽にご相談ください。

エッチング工程

1

前処理加工

金属の材料の油汚れやホコリ等を洗浄していきます。
洗浄しないままですと後々影響するので、完全に汚れ等を除去させます。

2

レジストコート

レジストコートについては、ラミネーターまたはディップコーターという装置(液体レジスト)で行います。
また、この作業はホコリ等が材料に付着しないように、クラス10000のクリーンルーム中で行われます。

3

露光

レジストの付いた材料にパターンを焼付けをしていきます。
真空の状態にして、光がまっすぐ入るようにして作業を進めていきます。
パターンをしっかりと出すことで、断面がきれいに上がるようになります。

4

現像

前の行程で露光したものを現像します。
ここでパターンの部分だけがレジストで保護されて、残りの部分は地肌が出てきます。

5

ポストベーク

現像した後にこの装置を入れ、熱を加えます。
この熱を加えることで、レジストが次の行程「エッチング」でエッチング液にレジストが負けない よう耐久性を高められます。

6

エッチング

エッチングマシーン(エッチャー)で露出している部分が溶けてパターンの図面寸法の様になります。

7

レジスト剥離

パターンの部分に残っているレジストを取り除きます。
そして、洗浄ももう一度最後に行われ、検査工程に上がってきます。

8

検査

ここでは寸法検査(3次元測定器・投影機等を使用)、外観検査が行われます。図面上の寸法と実際の製品寸法と照らし合わせていきます。